なぜ安い?格安別荘が売り出される理由と購入後のコストについて
格安別荘が売られる理由と購入後のコスト
なぜ、格安で別荘が販売されているのか、購入後に必要な費用はどれくらいなのかが分からない方もいらっしゃることでしょう。
本記事では、格安別荘が売り出される理由や、購入後のコストについて解説します。
格安別荘とは
格安別荘についての定義は明確化されていませんが、一般的には土地付きの一軒家タイプのものが100万円台で販売されているものを指します。
マンションタイプであれば100万円以下のものもあり、住宅よりも低い価格で販売されています。
格安別荘は後述の理由により築年数が古く、老朽化が進んでいるものが多いため、格安で購入しても修繕に大きな費用が必要となる場合があります。
また、築年数が浅くても車でアクセスがしにくかったり、近隣の施設で騒音など生活に不自由さを感じさせたりするような要因がある可能性もあります。
格安別荘が売り出される理由
こちらでは、格安別荘が売り出される理由をご紹介します。
利用者が少ない
日本において最も別荘が購入された時代は、高度経済成長期やバブル期といった、数十年前です。
当時は各個人の資本が十分にあったため、休日になれば家族でのんびりと過ごすことができる別荘に高い需要がありました。
しかし、バブル崩壊後は夫婦共働きや、子どもの部活や塾といった習い事により別荘を利用する方が減少したため、別荘自体の需要が下がったことから格安で販売されるようになりました。
維持費・管理費用が発生する
別荘には一般的な住宅と同様に、固定資産税が必要なだけではなくゴミ処理や森林の伐採といった維持費・管理費用が必要となります。
特に、別荘は土地や建物の面積が広くなる傾向にあるため、固定資産税が高額になる可能性があるため、負担が大きくなることも別荘の購入をためらう理由のひとつです。
格安別荘の購入後にかかるコスト
下記にて、格安の別荘地を購入したあとにかかるコストをご紹介します。
修繕費用
築年数が古い別荘は、外観や内装が古くなっているため、さまざまな箇所の修繕が必要になる場合があります。
修繕が必要な場所の一例としては外壁の塗装や、室内の床などが挙げられます。
費用の目安は修繕箇所や状態に依存しますが、数十万円から100万円程度見ておくと良いでしょう。
害虫・害獣駆除費用
別荘は山奥など、都会から離れた場所に建てられるため、シロアリやイノシシといった外虫・害獣の被害に遭いやすい傾向にあります。
そのため、害虫・害獣の駆除にかかる費用が発生する可能性がある点には注意が必要です。
水道・水栓の修理費用
別荘が建てられる場所は、夏は過酷な暑さになり、冬は厳しい寒さになることが多いものです。
また、別荘は毎日利用するものではなく、状況によっては数ヶ月放置することがあるため、水道管の破裂や凍結といったことが起こりやすい傾向にあります。
一般的に水道に関する修繕費用は、30万円程度あれば修理が可能です。
固定資産税
別荘も一般的な家屋と同様に、固定資産税が発生します。
評価額については場所や立地に依存しますが、土地や建物の面積が広くなる傾向にあるため、一般家屋よりも高額になる可能性がある点には注意が必要です。
おわりに
本記事では、格安別荘が売り出される理由や、購入後に発生するコストについてご紹介しました。
別荘は利用者の少なさや、維持費・管理費が発生することから需要が少ないため格安で販売されます。
また、格安で別荘を購入したあとは修繕や外虫・害獣駆除、水道・水栓の修繕、固定資産税といったさまざまな費用が発生します。
別荘を購入する際は、購入後の費用も十分に考えましょう。