別荘地を購入するときの注意点|見るべき5つのポイントを解説
別荘地を購入する際の注意点|ポイント解説
都会から離れて、閑静な別荘地で週末や休日を過ごしたいと考えている方もいらっしゃると思います。
しかし、別荘地を購入する際はさまざまな注意点を確認しておかなければ、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔してしまう可能性があります。
本記事では、別荘地を購入する際の注意点や、購入時に見ておくべきポイントについて解説します。
自然災害のリスク
一般的な別荘地は自然のなかにあるため、土砂災害や津波といった自然災害に遭うリスクがあります。
そのため、別荘地を購入する際、下記のハザードマップを調べておき、自然災害の履歴を確認しておきましょう。
ハザードマップとは、洪水や内水、土砂災害といった自然災害の被害履歴に基づき、対象となるエリアで想定される災害リスクを可視化した地図で、国土交通省のポータルサイトで確認することができます。
l 洪水ハザードマップ
l 内水ハザードマップ
l 土砂災害ハザードマップ
l 地震ハザードマップ
l 津波ハザードマップ
参考ページ:国土交通省ホームページ「ハザードマップポータルサイト」
移動時間
別荘地に通う頻度を考慮する場合、移動時間は重要な要素となります。
先述したハザードマップを確認し、自然災害に遭う可能性が少ない土地であっても移動時間が長くなるほど通いにくくなるため、購入した別荘地を有効に活用することができません。
そのため、別荘地は移動時間の上限を決めてから探すことをおすすめします。
ただし、将来的に移住を考えている場合、別荘地への移動時間に関する重要性は低くても問題ありません。
土地の管理状況や周辺環境
別荘地によっては草木が生えっぱなしになっていたり、道路が整備されていなかったりといった、管理が行き届いていない土地があります。
また、近隣の工場から発せられる騒音や、隣接地が近すぎることによる近隣住民とのトラブルなど、周辺の環境によってさまざまな問題を持つ土地もあります。
一般的に別荘地は普段の疲れを取ったり、癒やされたりするために利用することが多いため、ストレスとなる要因は少ないほうが良いです。
そのため、別荘地を探す際は、可能な限り現地に足を運んだ上で、管理状況や朝・昼・晩と時間を変えて周辺環境を確認しておきましょう。
法や条例による規制
別荘地を購入し、別荘を建てる際、希望している建物が建築基準法の規制や県・市区町村の条例に反していることがあります。
たとえば、自然の景観を守るような条例が制定されている自治体では外壁や屋根の色が制限されていたり、建物の高さが指定されていたりといったことが挙げられます。
また、更地にした後の土地に、新たに建物を建てることができない「再建築不可」に指定されているといったこともあるでしょう。
既存物件の建て直しを前提として、購入を検討する場合も注意が必要です。
別荘地を購入する際は管轄する自治体に対して、事前に希望する条件の別荘を建てることができるのかについて確認しておくことをおすすめします。
権利関係
別荘地を取得したあとに得られる権利には、下記の2種類があります。
所有権
土地を所有する権利は自分に移りますが、固定資産税の支払いや管理などを行う必要もあります。
借地権
所有権は別荘地の持ち主にあり、借地料を支払って利用させてもらいます。
責任や支払金額などが異なるため、自分にとってどちらが良いのかを検討しておきましょう。
おわりに
本記事では、別荘地を購入する際の注意点や、購入時に確認しておくべきポイントについて解説しました。
別荘地を購入する際、下記のポイントを確認してから決定しましょう。
l 自然災害リスク
l 行きやすい土地かどうか
l 土地の管理状況や周辺環境
l 各手法や条例による規制
l 権利関係
自分にとって最適な別荘地を購入し、快適な別荘生活を送りましょう。