別荘の購入後に後悔しないようにおさえておくべきポイントをご紹介
別荘の購入後に後悔しないためのポイント
忙しい日常生活から離れて、自然に囲まれてゆっくりと過ごしたいという方のなかには、別荘の購入を検討している方もいらっしゃると思います。
何度も下見に行って、納得して購入したつもりでも、利用してみると意外なところで不満を見つけてしまうものです。
本記事では、別荘の購入後に後悔しないようにおさえておくべきポイントをご紹介します。
災害リスクの少ない土地
多くの別荘は、山間部や海・川といった自然の近くに点在しています。
都会の喧騒から離れてゆっくりとした時間を過ごせる一方、土砂崩れや津波といった自然災害に遭う可能性があります。
別荘を購入する際は、その土地のハザードマップを見ておき、比較的安全性が高いことを確認してから購入することをおすすめします。
また、別荘で火災保険や地震保険などに加入しない方もいらっしゃいますが、災害時に保証を受けることができるため、必ず加入しましょう。
下記、ハザードマップの一例です。
l 土砂災害ハザードマップ
l 津波ハザードマップ
l 地震ハザードマップ
l 洪水ハザードマップ
l 内水ハザードマップ
行きやすい土地

購入後、よく耳にする後悔したエピソードのなかには「別荘が遠すぎて行くのが面倒になった」というものがあります。
別荘によっては数時間移動しなければならない場所に建てられているものがあり、有効に活用できない方が多くいらっしゃいます。
特にご年配の方は移動にも多くの体力を要するため、利用頻度が低くなる傾向にあります。
そのため、別荘を購入する際は利用頻度や、老後の移動についても視野に入れるようにしましょう。
また、別荘の所有者のなかには、セカンドライフが始まるときに別荘へ移住するという方もいらっしゃいます。
別荘周辺の状況
購入を希望している別荘の景観や立地が良くて満足してしまい、その周辺の状況を確認しない方がいらっしゃいます。
下記、購入後に「別荘の周りも調べておけば良かった」と後悔した方の意見です。
隣の別荘との距離
自分が購入した別荘と、ほかの所有者がいる別荘との距離が近いと、立ち寄ったタイミングによっては近所付き合いが発生することがあります。
別荘を訪問するタイミングが近隣住民と同じだった場合、騒ぎすぎるとクレームを入れられたりするため、心おきなく楽しめなくなる点には注意が必要です。
騒音
別荘の近くに車や作業現場がある場合、その音が気になってリラックスできないことがあります。
立地によっては夜間にうるさくなることもあるため、別荘を視察する際は1日お試しで宿泊できるかを相談したり、時間帯を変えて訪問したりしましょう。
近隣住民との関係性
別荘においても、近隣住民との付き合いは必要です。
ほかの住民が住んでいる場所の場合、自治会への加入を求められることがあります。
また、自治体によって定められているゴミの日などを遵守しなかった場合、近隣住民とのトラブルに発展する可能性がある点には注意が必要です。
費用

別荘には、購入時に支払う初期費用のほか、固定資産税や光熱費といったランニングコストが発生します。
普段生計を立てている家庭にプラスして別荘の費用も求められるため、想定以上のコストがかかっているということも耳にします。
そのため、別荘を購入する際は今後の収入も考慮して、払い続けることができるのかも検討しましょう。
おわりに
本記事では、別荘を購入する前に確認しておくべきポイントをご紹介しました。
別荘を購入する際は、下記のポイントをおさえておくことが大切です。
l 災害リスクの少ない土地なのか?
l 行きやすい土地にあるのか?
l 別荘周辺の状況はどうなっているのか?
l 費用は支払い続けられるのか?
これらを確認し、普段の生活から離れて快適に別荘での生活を送りましょう。