空き家で火災が発生するのはなぜ?原因と火災を防ぐための対策について解説

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空き家で火災が発生するのはなぜ?原因と火災を防ぐための対策について解説

「空き家で火災が発生する」といった話を聞くと、空き家を所有している方は、自分が所有している空き家から出火した場合のことを考えると不安になりますよね。
原因はさまざまですが、実は空き家から出火し隣家を巻き込む火災が発生するケースも少なくありません。
そこで今回は、空き家で火災が発生する原因や火災を防ぐための対策、空き家で火災が発生した場合の所有者の責任について解説します。
空き家を所有している方は、ぜひ参考にしてみてください。

空き家で火災が発生した場合に考えられる原因

空き家で火災が発生した場合に考えられる原因

消防庁が各都道府県に向けて通知した令和5年の火災の概要によると、年間に約3万8,000件もの火災が発生しており、火災によって1,500人の方が亡くなっています。
そのうち建物火災が約2万件で、そのなかには空き家も含まれています。
人が住んでいない空き家に火の気はないはずですが、なぜ火災が発生するのでしょうか。
まずは、空き家で発生する火災の原因について解説します。
空き家の火災の原因としては、以下のようなことが挙げられます。

●放火
●タバコのポイ捨て
●ガス漏れや配線のトラブル


それぞれの内容について、順番に解説します。

原因1:放火

火災の原因のうち、とくに多いのは放火です。
先述した消防庁の報告によると、放火と放火の疑いの合計で年間約4,000件もの火災が発生しています。
空き家は、人が住んでいる住宅より放火犯に狙われる可能性があります。
なかでも、狙われやすい空き家の特徴は、管理されていない状態の空き家です。
家のまわりに燃えやすいゴミなどが放置されていたり、簡単に敷地に入れたりするような空き家は、放火犯の絶好のターゲットになってしまうのです。

原因2:タバコ

放火に次いで発生件数が多い火災の原因は、タバコです。
空き家には人が住んでいないため、タバコによる火災が発生するはずがないと思われるかもしれませんが、敷地内にポイ捨てされたタバコがゴミなどに燃え移り出火する恐れがあります。

原因3:ガス漏れや配線のトラブル

空き家では、ガス漏れから引火して爆発や火災が発生する恐れもあります。
長期間ガスを使用しない空き家では、ガス管の劣化によりガスが漏れている場合があります。
また、劣化した電気の配線から火花が発生することもあり、漏れたガスに引火し、火災が発生する恐れがあるのです。
電気の配線は、劣化だけでなく、ネズミがかじってショートする可能性もあります。

空き家で火災が発生するのを防ぐための対策

空き家で火災が発生するのを防ぐための対策

人が火を使っているわけでもないのに、空き家では放火やタバコのポイ捨てなどで火災が発生する恐れがあります。
では、どうすれば火災が発生するのを防ぐことができるのでしょうか。
そこで次に、空き家の火災を防ぐための対策について解説します。
空き家の所有者が実践できる対策としては、以下のようなことが挙げられます。

●定期的に管理をおこなう
●戸締りをして人が侵入できないようにする
●管理会社の看板を設置する
●ご近所に連絡先を伝えておく


具体的な対策について、順番に解説します。

対策1:定期的に管理をおこなう

火災が発生する空き家は、管理不足であるケースがほとんどです。
たとえば家のまわりにゴミを放置していたり、ポストからDMやチラシなどがあふれていたりすると、放火犯が狙いやすくなります。
また、配線のショートによる火花が室内に溜まったホコリに引火する可能性もあります。
そもそも、空き家の所有者には管理義務があるため、定期的に管理をおこなわなければなりません。
月に1回程度空き家に訪れ、掃除や換気、ゴミの処分などをおこなってください。
乾燥した時期には雑草も燃えやすいため、庭も手入れしておきましょう。

対策2:戸締りをして人が侵入できないようにする

空き家のなかに人が入れないよう、しっかり戸締りすることも大切です。
玄関や勝手口、窓の鍵が施錠されているか、管理に訪れた際に確認してください。
また、門扉の施錠も忘れずにおこなって、簡単に人が侵入できないようにしましょう。

対策3:管理会社の看板を設置する

遠方に住んでいる場合、定期的に管理に訪れるのは負担が大きい方も多いでしょう。
その場合は、空き家管理サービスに管理を委託することも可能です。
空き家管理サービスに委託すると、定期的に空き家に訪れて、清掃やポストの確認、施錠確認などを代行してくれます。
そういった業者が定期的に巡回していることをアピールするために、管理会社の看板を玄関など見えやすいところに設置しておきましょう。

対策4:ご近所に連絡先を伝えておく

不審者の情報や、空き家の門扉が開いているなどを知らせてもらえれば、なにか対策できることがあるかもしれません。
そこで、空き家の周辺に異変が起きた場合は連絡してもらえるよう、ご近所に連絡先を伝えてお願いしておくのもおすすめです。
そのためには、管理に訪れた際に声をかけて、ご近所の方と良好な関係を築いておくことが大切です。

空き家で火災が発生した場合に所有者の責任はどうなるのか

空き家で火災が発生した場合に所有者の責任はどうなるのか

空き家で発生する火災の原因は、放火やタバコのポイ捨てなど、第三者によるものであるため、火災が発生した場合の責任がどうなるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
空き家には火災のリスクがあることがわかった以上、所有者に責任はあるのかについても知っておきたいですよね。
そこで最後に、空き家で火災が発生した場合の所有者の責任について解説します。

火災による損害は賠償責任を負わない

日本では、「失火の責任に関する法律(失火責任法)」によって、火元には賠償責任は発生しないと定められています。
たとえば、所有者の過失により火災が発生し、隣家に燃え移ったとしても、その責任は負わなくても良いのです。
ただし、「重大な過失の場合を除く」とも明記されています。
つまり、重大な過失の場合は、失火責任法の適用外となり、損害賠償をしなければなりません。

重大な過失とは

空き家における重大な過失とは、「管理不足」です。
たとえば、燃えやすいものを放置していた、施錠せず簡単に第三者が侵入できる状態を作ったといった場合は、重大な過失と判断される可能性があります。
その場合は、失火責任法が適用されず、損害賠償責任を負わなければなりません。
損害賠償責任を回避するために、火災保険に加入して万が一に備えるのも方法の1つです。
しかし、管理状況が悪い空き家は、そもそも保険に加入できない可能性があるため、空き家を所有している場合は定期的な管理が必須なのです。

不要な空き家は売却するのがおすすめ

空き家は放置すると火災が発生する恐れがあり、管理状況によっては損害賠償責任を負うことになりかねません。
そこで、管理が難しい方は、将来活用する予定がないのであれば、早めに売却するのがおすすめです。
売却すれば定期的に管理する手間がかからず、火災が発生する心配もなくなります。
放置する期間が長くなると、火災だけでなく、老朽化により倒壊のリスクも生じます。
固定資産税も払い続けなければなりません。
不要な空き家を所有していてもメリットはほとんどないため、早めに売却を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

空き家は火の気がないにも関わらず火災が発生することがあり、その原因として、放火やタバコのポイ捨てなどが挙げられます。
火災が発生するのを防ぐためには、定期的な管理や施錠など、第三者が侵入して放火できないような対策が必要です。
管理を怠ると、火災が発生した際に重大な過失とみなされ、損害賠償責任を負わなければならないため、管理が難しく将来活用しないのであれば、売却を検討することをおすすめします。

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新庄 延行

■キャリア
23年
■資格
宅地建物取引士

リゾート物件の活性化を目指し、休眠分譲地・空き家の再生・循環を目標とし活動しております。伊豆・熱海、甲信・中部、北関東・東北、近畿などその他エリアを含むグループ会社所有別荘地を販売しており、破格で別荘地をお求めになる事ができます。ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

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