傾斜地の別荘を買うメリット・デメリットを解説!購入に必要な費用とは?

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傾斜地の別荘を買うメリット・デメリットを解説!購入に必要な費用とは?

傾斜地の別荘と聞くと、あまり良くないイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、傾斜地の別荘にはその特性を生かしたメリットも多く、傾斜地の別荘を好んで購入される方もいらっしゃるほどです。
今回は、傾斜地の別荘を買うメリットとデメリット、そして傾斜地の別荘に必要な工事・費用についてご紹介します。

傾斜地に別荘を買うメリット

傾斜地に別荘を買うメリット

傾斜地に別荘を買うことのメリットは、想像できない方も多いのではないでしょうか?
まずは、傾斜地に別荘を買うメリットを見ていきましょう。

眺望が良い土地が多い

場所にもよりますが、傾斜地の土地は前方に遮るものがなく、眺望が良い土地が多いのがメリットです。
海や山など自然環境を一望できる場所なら、別荘からの眺めを十分に楽しむことができるでしょう。
夏の花火が良く見える場所なら、人混みに紛れることなく別荘で優雅に花火を眺めることもできます。
夜景がきれいに見える場所でゆったりお酒を楽しむのもいいですね。
このように、眺望の良さに魅了され、傾斜地の別荘をを好んで買う方もいらっしゃいます。
傾斜地ならではの開放的な眺望で、心身ともにリフレッシュできることでしょう。

土地の価格が安い

同じ別荘地のなかでも、平坦地より傾斜地のほうがおおむね低価格であることもメリットの1つです。
その理由は、傾斜地の特性にあります。
平らな土地は暮らしやすいため需要が高く、必然的に平らな土地のほうが価格が上がります。
また傾斜地で建築工事をする際は、基礎工事が通常より大がかりになるのが一般的です。
水平を保つため基礎の高さが必要で、その高さが2~3m程度に及ぶことも珍しくありません。
一方、平らな土地では基礎の高さが地上から40cm程度あれば良く、工事もしやすいです。
このようなことから傾斜地では土地の価格が安くなることが多いため、別荘を建てる土地をお探しの方とってはメリットとなります。

視線が気になりにくい

傾斜地の別荘は同じような高さに建つ別荘とは違い、隣家との高低差が生じます。
この高低差のおかげで、外からの視線が気になることがほとんどないことも傾斜地のメリットといえます。
視線が気にならない別荘であれば、窓やカーテンを開放することが可能です。
日中は光をたくさん採り入れられ、夜は星空を満喫できることでしょう。

風通しが良い

傾斜地の別荘は周辺に同じ高さの別荘が建つことも考えにくいので、風通しの良さを確保しやすいのもメリットです。
風通しが良い傾斜地の別荘なら、湿気や結露も気にする必要がなく、1年をとおして気持ちよく過ごせることでしょう。
隣家と高低差によって採光性や通気性が良くなる点は、より快適に別荘で過ごすためには見逃せないメリットではないでしょうか。

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傾斜地の別荘を買うデメリット

傾斜地の別荘を買うデメリット

傾斜地の別荘には多くのメリットがあることをご理解いただけたと思いますが、気になるのはデメリットですよね。
続いては傾斜地のデメリットをご紹介しますので、事前に解消できる点がないか確認しながら見ていきましょう。

基礎工事費が高くつく

前章でも触れましたが、傾斜地での建築工事には通常より大がかりな基礎工事が必要となります。
そのため基礎工事にかかる費用が高くなり、別荘の購入価格に影響する可能性があることはデメリットといえます。
ただし現在は、基礎工事の費用を極力抑えるためのシンプルな工法もあるようです。
基礎工事費が高くつくことは免れないかもしれませんが、基礎工事の工法によっては費用が抑えられていることでしょう。

災害リスクがある

地盤が軟弱な傾斜地では、大雨などで土砂崩れを引き起こす可能性が高いこともデメリットです。
周辺より低い位置にある傾斜地であれば、浸水被害にあう恐れもあります。
また地震の揺れによってがけ崩れが起こり、建物が倒壊する可能性も否定できません。
万が一の災害に備えて、安全対策は十分におこなう必要があります。
しかしすべての傾斜地で地盤が弱いわけでなく、緩やかな傾斜地であれば災害リスクも低いでしょう。
またどのような土地であれ災害リスクはつきものなので、傾斜地であれ平坦地であれリスクへの備えは欠かせませんよね。
リスクを把握したうえで、傾斜地ゆえの魅力を楽しむことができれば良いのではないでしょうか。

がけ条例にかかる可能性がある

がけ条例とは、がけ崩れのリスクを減らすために建物をがけ近くに建てないよう規制する条例です。
これから別荘を建てる土地を探す方にとって、このがけ条例がデメリットになることがあります。
すでに建築済みの別荘であればがけ条例を気にする必要はありませんが、別荘地に土地を買って建築したいと考えている場合は事前にがけ条例について確認しましょう。
がけ条例にかかる土地に別荘を建てる場合、がけから一定の距離をとって建築したり、新しく擁壁を設ける必要があったりします。
がけ条例の制限をクリアすれば問題なく工事を進めることができます。

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傾斜地に別荘を買う際に必要な費用について

傾斜地に別荘を買う際に必要な費用について

傾斜地に別荘を建てるには、通常より多くの工事が必要となるケースが多く、その分費用もかかります。
ここでは、傾斜地での建築に必要な工事を知り、それにかかる費用を見ていきましょう。

造成工事

土地を平らな状態にするため、土地を切り崩したり土を盛ったりする工事です。
この工事にかかる費用は造成費用といい、傾斜の面積や度合い、切土か盛土かなどで金額が変わります。

擁壁工事

土砂崩れやがけ崩れをを防ぐため、がけを補強する工事です。
土砂を積み上げたときに崩れることなく安定を保つ角度を安息角といいますが、この安息角を超える場合は擁壁の建設費用が必要となります。
擁壁工事にかかる費用は、擁壁の形状、材質、大きさによって変わります。

基礎工事

高さを合わせるための高基礎工事や、基礎を通常より深くする深基礎工事(ふかぎそこうじ)といった基礎工事があります。
基礎工事をすることによって、水害対策や道路との高低差をなくすことが可能です。
高基礎工事には、家が大きく感じる心理効果もあります。

地盤改良工事

建物の耐震性を強化するため、地盤を補強する工事です。
地盤補強の手法に多いのが鋼管杭(こうかんくい)で、地盤が軟弱な場合には鋼製の杭を打ち込んで強固な基礎構造にします。
杭の長さや本数で費用が変わりますが、1坪5~7万円が相場といわれています。
また地盤改良工事をおこなうには地盤調査が必須となるため、「地盤調査費用」も必要です。
ここまでご紹介したすべての工事が必要になるわけではありませんが、どの工事も数百万円単位の規模となります。
なかでも造成工事と擁壁工事は、施工範囲が広くなると高額な費用が発生しやすい工事です。
これから傾斜地に別荘を建てる土地を探そうとお考えの方は、造成工事と擁壁工事をおこなわなくて済む土地を探すのがポイントです。
土地の安さは工事費用の高さで相殺され、周辺の別荘と比較すると建築費用の相場はあまり変わらないでしょう。
ただ購入費用のほかにも、別荘の維持費用として年間30万~80万円程度かかるといわれています。

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まとめ

デメリットが先行しやすい傾斜地ですが、眺望の良さや通気性の良さなど、暮らしに関わるメリットも多いものです。
傾斜地の利用方法に関する知識をもっていると、土地選びの幅が広がるかもしれません。
魅力の多い傾斜地での別荘暮らしを、ぜひ検討なさってはいかがでしょうか?


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