別荘を安く建てる方法とは?かかる費用や維持費削減のコツも解説!

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別荘を安く建てる方法とは?かかる費用や維持費削減のコツも解説!

別荘を建てるには高額な費用がかかってしまうイメージがありませんか?
たしかに自宅以外にも拠点を持つとその分かかる費用も増すことになりますが、工夫次第でその費用を抑えることは可能です。
今回は別荘を建てるのに必要な費用と別荘を安く建てる方法のご紹介にくわえて、別荘を建てたあとの維持費を安く抑えるコツも解説します。
これから別荘を建てたいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

別荘を建てるのに必要な費用について

別荘を建てるのに必要な費用について

まずはじめに、別荘を建てるためにはどんな費用が必要になるのかを解説していきます。

別荘の建築に必要な費用1:土地の購入費用

別荘を建てるには、まず土地の購入費用が必要です。
土地の購入費用はエリアによって相場がさまざまで、都心から離れたエリアであれば200万円~300万円で取得できるケースは少なくありません。
一方の市街地や都心などの人気エリアの場合だと、土地の取得だけで2,000万円以上かかることもあります。
また土地の広さや傾斜地・平坦地かといった土地の特性によっても、土地の購入費用が大きく変わります。

別荘の建築に必要な費用2:設計施工費用

別荘を設計し、建築工事をおこなうための「設計施工費用」もかかります。
建築工事をハウスメーカー・工務店どちらに依頼するのかや、仕様、間取り、設備などによって設計施工費用は大きく変わります。
また土地の場所や形状によって施工に手間がかかり、費用が膨らむことも少なくありません。
たとえば傾斜地の土地に別荘を建てる場合、土地を平らにする工事や地盤を補強する工事などがくわわって、基礎工事費用が高額になることが多いです。
前面道路が狭い土地で工事をおこなう場合は、小型の工事車両で何度も建材を運搬しなければならず、施工費用が高くなる傾向があります。

別荘の建築に必要な費用3:付帯工事費

付帯工事費は、建物本体とは別の工事費用のことです。
たとえば土地の地盤が軟弱だと、地盤改良工事のために費用がかかります。
購入した土地に古家が建っている場合は、解体工事の費用が必要になるでしょう。
付帯工事費は土地の状態によって数百万円の差が出ることもあります。

別荘の建築に必要な費用4:諸費用

土地を取得した際の仲介手数料や不動産取得税、保険料といった諸費用も必要になります。
別荘地特有の事情で、上下水道・電気などの引き込み費用や温泉を引くための温泉権利金がかかることもあります。

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別荘を安く建てる方法とは?

別荘を安く建てる方法とは?

別荘を建築する際は、一般の住宅を建築するのと同じような費用にくわえて、別荘地特有の費用がかかることをご説明しました。
続いては、高額になりやすい別荘の建築費用を安く抑える方法についてご紹介します。

別荘を安く建てる方法1:価格の安い土地を選ぶ

土地の取得費用は、別荘の建築において大きな割合を占めています。
そのため、土地を安く購入することができれば大幅に費用を削減できます。
安く土地を購入できれば、その分仲介手数料を安く抑えることも可能です。
ただし先述したとおり、安く購入した土地でも傾斜地や三角地など特殊な形状の土地や、地盤が軟弱な土地は基礎工事にかかる費用が高くつく可能性があります。
土地の安さが工事費用の高さと相殺されてしまうため、注意が必要です。
また、敷地が狭い土地の場合、価格が安くても思いどおりの別荘を建てられなくなることがあります。
安く購入できそうな土地を見つけたら、建ぺい率や容積率も確認することが大切です。

別荘を安く建てる方法2:シンプルなデザインにする

別荘を安く建てるには、間取りやデザインをできるだけシンプルにすることが望ましいです。
延床面積が同じ建物でも、こだわりが強い複雑なデザインだと使用する建材が増えてしまい、結果として工事費用が膨らみやすくなります。
デザイナーズハウスは自分の好みを反映させやすいですが、人件費がかかるほか建築費用も高くなる傾向があるので注意しましょう。
ハウスメーカーに建築工事を依頼する場合は、既存のプランから設備やデザインを選ぶことによって予算オーバーを防ぐことができます。

別荘を安く建てる方法3:二階建てにする

別荘を二階建てにするのも、建築費用を安く抑える方法の1つです。
建物は基礎と屋根に建築費用が多くかかるため、二階建てにして延床面積を増やすことで坪単価を安く抑えて別荘を建てることができます。
一方で平屋にすると、家族が快適に過ごす広さを確保するために基礎と屋根の面積が広がる分、多くの建築費用が必要になります。
平屋は安いイメージがあるかもしれませんが、二階建てにするほうが全体的な価格を抑えることにつながるのです。
屋根の形も種類がたくさんありますが、切妻屋根と呼ばれる山型の形や、片流れ屋根という片方だけに傾斜した屋根だと価格が抑えやすくなります。

別荘を安く建てる方法4:水回りの設備を近くにまとめる

水回りの工事では、壁の裏に配管がつくられます。
お風呂や洗面所、トイレ、キッチンをできるだけまとめることで水回りの配管を短くすることができ、建築コストを下げることができます。
間取りに強いこだわりがなければ、水回りの設備をまとめる設計のほうが良いでしょう。
また水回りの設備に既製品をうまく取り入れるのも、コストカットに繋がります。

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別荘を建てたあとの維持費を安く抑えるコツとは

別荘を建てたあとの維持費を安く抑えるコツとは

別荘は建築にかかる費用だけではなく、使い続けるための維持費も必要です。
別荘の規模や地域など条件によって異なりますが、平均で年間60万円ほど必要といわれています。
そこで最後に、別荘を建てたあとの維持費を安く抑えるためのコツをご紹介します。

別荘の維持費を抑えるコツ1:収益化する

別荘を使用しない期間があれば、その期間だけ人に貸すことによって収益が得られます。
賃貸経営といった長期的なものではなく貸別荘や民泊のような形で貸し出せば、自分で使いたいときも問題なく利用できるので安心です。
さらに、自分が使わない間も誰かが別荘を利用することによって、建物が劣化しにくくなります。
その結果、維持費を下げる効果もあるので一石二鳥です。
貸し出しで収益を得ることで、維持費に充当できて安く抑えられます。

別荘の維持費を抑えるコツ2:固定費の見直しをおこなう

別荘にかかる固定費が安くならないか、見直しをおこなうのも効果的です。
とくに光熱費や通信費は各社さまざまなプランがあるので、乗り換えるだけで月々の維持費を抑えることができます。
たとえば電気の場合は電力会社ごとにプランがあり、同じ使い方をしても値下げを期待できるといわれています。
固定資産税や不動産取得税が軽減する方法として挙げられるのが、別荘を「セカンドハウス」にすることです。
しかし、セカンドハウスに認定されると税制上のメリットがある一方で、住宅ローンの利用ができないというデメリットもあります。
セカンドハウスローンを利用することも可能ですが、審査が厳しいうえに金利も高いため、セカンドハウスにする際は、できるかぎり自己資金を用意するほうが良いでしょう。

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まとめ

安価な土地を選んだり別荘のデザインを工夫したりすれば、別荘を安く建てることは可能です。
建築後にかかる維持費もさまざまありますが、収益化や固定費の見直しによって安く抑えられます。
別荘にかける潤沢な資金がある場合でも、お金をかける部分とコストダウンしても良い部分に優先順位をつけることは重要です。
今回お伝えした内容を、ぜひ別荘の建築にかける費用の見直しにお役立てください。


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