平屋建て別荘の魅力とは?建築する際の注意点と取り入れたい設備をご紹介
別荘を購入するなら、2階建てよりも平屋にしたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
普段の生活にはない雰囲気を別荘に求める方は多く、ぜいたくな間取りの平屋建ても人気です。
この記事では、別荘を平屋にする魅力をお伝えするとともに、建築する際の注意点やおすすめの設備をご紹介しますので、参考にしてみてください。
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平屋建築の別荘が持つ魅力と得られるメリット
別荘は、自然とのふれあいや眺望の良さに魅力を感じるエリアに多く、滞在する間だけでも身近に接したいものです。
平屋建てにすると、自然や美しい眺望を満喫できるうえ、非日常を体感する日々を過ごせます。
開放感を演出するデザイン
2階建てと比較すると、平屋建ては天井を高くした設計が可能になり、同じ面積でも開放感を演出できます。
毎日の暮らしでは、地面との距離が近くなり、周辺の風景と一体化しやすくなるのも魅力です。
自然豊かなエリアのなかで周囲に溶け込む、グランピング施設のような物件も目指せます。
別荘では、眺望の良さを満喫したい方も多く、窓などの開口部を大きくしたデザインが人気です。
開口部の大きさは開放感と直結しており、心身ともにリラックスする効果も見逃せません。
バリアフリー化しやすい
開口部の大きさは、開放感の演出とともに、バリアフリーデザインを導入できる点も魅力です。
玄関から段差のないデザインにできるうえ、平屋建ては階段も不要になります。
そのうえ、2階建てよりも柱や壁を少なくしても強度を保てるため、居室や廊下を広くした設計が可能です。
障害物が少なくなり、車いすを使った移動も楽にできます。
すべてが1階部分で完結するなど、生活動線がまとまりやすくなるのもメリットです。
別荘生活は普段と異なる雰囲気が魅力ですが、間取りの違いや小さな段差がトラブルにつながってしまいます。
コンパクトな生活動線やバリアフリー化は、トラブル回避に有効です。
安心して暮らしやすい環境が、楽しい別荘生活を演出します。
コミュニケーションを楽しめる
平屋建ては、家族の存在を実感できるのが魅力です。
2階にいってしまうと、1階からは、どこで何をしているのかわかりません。
ところが、平屋であれば、リビングで顔を合わせるタイミングが多くなり、姿が見えないときは個室にいると判断できます。
そのうえ、別荘は広めのリビングにするデザインも多く、家族のコミュニケーションが自然発生的に増える要因です。
開放感のある日々のなかで同じ景色を眺めていると、家族の一体感も生まれます。
言葉にできない気持ちをフォローできる、家族ならではのコミュニケーションが生まれるのも、平屋建て別荘の魅力です。
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別荘を平屋建てにする際の注意点やデメリット
魅力の多い平屋建て別荘は、ゆったりとした間取りにしたいときは敷地面積が広大になってしまいます。
注意点やデメリットを克服できるポイントも、あわせてご紹介しますので、参考にしてみてください。
ゆったりした間取りに不可欠な敷地面積の広さ
平屋建ては、同じ敷地面積であれば2階建てよりも延床面積が少なくなります。
別荘特有の広いリビングにするなど、ゆったりとした間取りにしたいときは、敷地面積の広さが不可欠です。
人気の別荘地では土地価格も高額になるため、坪単価も高くなってしまいます。
そこで着目したいのが、平屋建てのランニングコストの安さです。
2階建てよりも冷暖房効率が良く、光熱費を安くできるうえ、建物がコンパクトで定期的なメンテナンス費用がかかりません。
建築費用が高額になっても、メンテナンス費用が安くなれば、長期間保有すればコストを回収できます。
2階建てと同じ建築費用であれば、耐震性や耐久性の高い建物を建築できる点もメリットです。
敷地面積の確保には、建物の総額を重視し、土地価格だけにこだわらない姿勢でのぞみましょう。
日光を取り入れる工夫が必要
平屋建ては、建物の高さが低い傾向にあり、日光が届かない部分が生じやすくなります。
自然林に囲まれた建物や北側の部屋などは、日中でも十分な日差しが確保できません。
また、建物の中心部分や窓から距離があるエリアは、採光を工夫しなければ真昼でも薄暗くなりがちです。
日差しが届かないと、湿気が多く、カビの発生につながります。
採光と湿気対策を重視した設計にするほか、不在にする期間も定期的に換気をおこなうなどの対応が必要です。
防犯への配慮も忘れずに
平屋建てにするときは、防犯性能を高める配慮も必要です。
総二階などより平屋建築は外部から侵入しやすく、開口部の大きなデザインはさらに侵入経路を増やしてしまいます。
そこで、二重ガラスや防犯ガラスを取り付ける、玄関ドアの鍵はかんたんに解錠できないタイプを導入するなどがおすすめの対策です。
建物の周囲には、侵入を感知するセンサーライトやブザーを設置するほか、防犯カメラも効果を発揮します。
滞在しない期間は専門業者に維持管理業務を委託するなども、空き巣対策に有効です。
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平屋建築の別荘に取り入れたい設備や間取り
新築する以外に、中古物件を購入したときは、リノベーションやリフォームをすると設備や間取りを変更できます。
平屋建築の注意点を踏まえ、採光を工夫するほか、非日常の演出も心掛けた設備の導入がポイントです。
採光と開放感を演出する天窓
屋根に取り付けた天窓から入る日差しは、室内を明るくする効果と開放感をもたらします。
室内から建物の外の様子がわかると、自然に溶け込んでいる錯覚におちいるほどです。
天窓は、防犯性能の高い素材を採用するなども取り付ける際には忘れないようにします。
設置する場所は、寝室のほか、リビングやお風呂など、リラックスしたい場所がおすすめです。
開放感とともに、別荘に滞在する満足度も高めます。
自然との一体感を高めたいときのテラス・中庭
開口部を増やすデザインには、テラスが有効です。
なかでも、室内から一体化したリビングテラスは、日差しの確保と非日常を演出します。
リノベーションやリフォーム、DIYなどでの後付けできるうえ、サンルームにすると雨でも利用可能です。
一方の中庭は、採光を重視したい方に適しています。
リビングからの眺望が今ひとつのときは、中庭の植栽が自然との調和を体感できる間取りです。
コの字型の敷地では建物中央部に設置し、細長い敷地のときは、前と後ろをつなげる渡り廊下の横に配置します。
不在期間の植栽の手入れに不安をおぼえるときは、オブジェやライトを使ったモダンも検討しましょう。
導入する際の注意点は、テラス・中庭のどちらも、外部からの侵入経路になりやすい点です。
防犯グッズを設置するほか、侵入路にあたる窓には二重ロックも取り付けます。
暖炉・薪ストーブは別荘に取り入れたい設備
薪を使った暖房器具は、普段の生活では体験できないぜいたくな設備です。
暖炉は取り付けるだけでも費用が高額になるため、事前に見積もりを依頼しましょう。
一方、薪ストーブは手軽に導入できますが、煙突の取り付け場所の確保に注意が必要です。
本体の設置場所や床も含めた周囲の防火処理なども欠かせないため、専門業者に依頼して、設置できるかを判断してもらいます。
導入後は、薪の保管場所を外から見えない位置に確保するなど、放火による火災への対策がポイントです。
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まとめ
平屋建築の別荘は、地面との距離の近さが周囲と一体化しやすいうえ、高い天井が開放感を演出します。
2階建てよりも敷地面積に対して坪単価が高くなりがちですが、メンテナンス費用の安さで回収可能です。
天窓や中庭などで採光を工夫する際は、防犯性能の高いタイプを導入するなど、不在期間の対策も忘れないようにします。
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