【2024】長野県にある「地獄谷野猿公苑」とは?概要や特徴をご紹介!
長野県に引越しを検討している方のなかには、どの地域で物件を探そうか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
具体的なエリアが定まっていないのであれば、買い物施設やお出かけスポットを中心にお部屋探しをするのもおすすめです。
今回は、長野県にある「地獄谷野猿公苑」について、特徴や概要などをご紹介します。
長野県内で引越しをご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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長野県にある「地獄谷野猿公苑」の概要
地獄谷野猿公苑は、柵も檻もない状態で、野生のニホンザルを間近で観察できる施設です。
はじめに、野猿公苑の概要とニホンザルの生態、観察時の注意点などをご紹介します。
野猿公苑とは
野猿公苑が位置する横湯川の渓谷は、噴泉が絶えず噴煙を上げ、険しく切り立った崖に囲まれています。
その光景から、いつしか人々は地獄谷と呼ぶようになりました。
標高850mにもおよぶ地獄谷の冬は厳しく、真冬には1mもの雪が積もり、最低気温は−10℃を下回ります。
そんな過酷な環境のなかを生き抜くニホンザルを間近で観察できる施設として、1964年に開苑したのが野猿公苑です。
ニホンザルの生息する山林地帯は簡単には見つけられず、また運良く見つけられても、間近で観察できるとは限りません。
なぜ野猿公苑では野生のサルを観察できるのかというと、餌づけをおこなっているためです。
野猿公苑でエサをもらえる時間帯以外は周辺の森林で生活しており、サルたちにとって野猿公苑は生活の一部分でしかありません。
一般的な動物園とは異なり、より野生の姿に近いサルたちを観察できるのが人気の理由です。
ニホンザルの生態
昔話や童謡などでよく登場するニホンザルですが、どのようなサルなのでしょうか。
ゴリラやオランウータンなどサルの仲間は180種ほどいますが、そのほとんどが熱帯・亜熱帯地域に生息しています。
一方でニホンザルは、人を除く霊長類のなかで最も北に棲むサルとして知られています。
真冬には深い雪で覆われ、氷点下10度以下にもなるような極寒の環境下に暮らすサルはほかに存在しません。
海外では「スノーモンキー」と呼ばれ、日本人だけでなく外国人からも高い人気を誇っています。
なお、絵本や昔話の挿絵などでは、尻尾が長く額にシワのあるニホンザルが描かれていますが、実は尻尾が短く、また目の上にはすぐに毛が生えているため額もありません。
観察時の注意点
野猿公苑にいるニホンザルは野生のサルなので、あまりにも近寄るのは危険です。
好奇心の強い子ザルなどは自ら近づいてくることがありますが、その際は速やかに距離を取りましょう。
サルに触ったり近くで相手の目をジッと見つめたりすると、噛み付かれる恐れがあります。
写真や動画の撮影は可能ですが、携帯電話やカメラをサルの目前に突き出さないようご注意ください。
●所在地:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
●営業時間:夏季(4月頃~10月頃) 8:30〜17:00頃 / 冬季(11月頃~3月頃) 9:00〜16:00頃
●アクセス方法:長野電鉄長野線「湯田中」駅よりバスで「上林温泉」下車後、徒歩約30分
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長野県にある「地獄谷野猿公苑」の特徴
続いて、地獄谷野猿公苑の特徴をご紹介します。
あくまでも自然観察の場である
先述したように、ニホンザルからすると野猿公苑は生活の一部分でしかありません。
ニホンザルの生活は野猿公苑の施設だけでなく、地獄谷周辺、そこに暮らす生物などさまざまな環境のうえで成り立っています。
柵や檻がなく、ニホンザルを近くで観察できることから、ペットのように感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、野猿公苑のサルは野生のサルであり、人が好き勝手に触ったり餌を与えたりしてはいけません。
野猿公苑は、あくまでも自然観察の場ということを理解したうえで、ルールを守って楽しみましょう。
「温泉に入るサル」としても有名
地獄谷のニホンザルは、温泉に入ることでも知られています。
ホカホカと湯気が上がる温泉に、気持ちよさそうに浸かるニホンザルをメディアで見たことがある方も多いでしょう。
なぜ温泉に浸かるのかというと、体を洗うためではなく、厳しい冬の寒さをしのぐためです。
温暖な時期には積極的に温泉には入りませんが、温泉に入らない時期でもニホンザルの観察は十分に楽しめます。
餌づけとヒトづけ
野猿公苑での餌付けは、エサを与えることが目的ではなく、サルたちを観察できる状態に留めておくための手段です。
地獄谷野猿公苑を訪れる方の多くが餌づけの瞬間を見たいと希望しますが、給餌の時間を公表・告知などはしていません。
餌づけはあくまでも手段であり、ショーやイベントではないと考えているためです。
また、施設内で餌を販売したり、訪れた方が持ち込みで餌を与えたりすることも禁止しています。
人から餌をもらうことに慣れてしまうと、サルは人を見る度に餌をねだり、手荷物を奪う恐れもあります。
そのため、本来のサルの生態を保つためにも、敷地内では餌を見せたり与えたりしないようご注意ください。
観察のポイント
ニホンザルを観察すると言っても、なにをどう見たら良いのかわからないという方も多いでしょう。
まずは、からだの特徴をじっくり観察してみるのがおすすめです。
ニホンザルの体のなかでもっとも特徴的なのが、顔と手足です。
ニホンザルの目は犬や猫などとは違って、顔の前面に並んで前を向いています。
それによりものを立体的に見ることができ、距離を正確に認識できるようになります。
手足も人とよく似ていて、小さな物を掴んだりつまんだりと、とても器用です。
この手足を使ってサルがどのような行動をするのか、じっくりと観察してみましょう。
普段とは違った視点で観察すると、サルの気持ちや行動の意味がおのずとわかってくるはずです。
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長野県にある「地獄谷野猿公苑」の四季
ニホンザルの観察はもちろんのこと、四季折々の景色を楽しめるのも地獄谷の魅力です。
春の地獄谷はまだ冷たく、日陰にはまだ雪が残っています。
天候によっては雪の降ることもあるため、真冬と同等の装備が必要でしょう。
4月末頃になると、サルたちは出産のシーズンを迎えます。
梅雨が開けると本格的な夏が始まりますが、地獄谷は真夏でも気温が30℃を越えることは多くありません。
また、蚊やハチ、アブも多いため、ビーチサンダルやスリッパなどの軽装ではなく、なるべく運動靴の着用がおすすめです。
秋・冬になると、サルだけでなくほかの動物も冬に備えて活発に動き回るようになります。
11月には最低気温が氷点下まで下がり、真冬には最低気温が−10℃を下回ることも少なくありません。
この時期に地獄谷を訪れるのであれば、しっかりと防寒対策をおこないましょう。
また、地獄谷には多様な生物が生息しており、1年を通してさまざまな動物たちに出会えます。
さらに、サル以外の哺乳類としては、ニホンカモシカやニホンリス、キツネ、ノウサギ、タヌキなどが挙げられます。
そのほかにも、ニホンマムシやヤマカガシといった爬虫類・両生類、イワヒバリやミソサザイといった鳥類など、見どころが満載です。
また、東日本の山林に見られる植物の四季折々の表情が楽しめるのも魅力の一つです。
上林温泉から地獄谷に至る湯道遊歩道の両側は植林されたスギ林やカラマツ林、地獄谷上流部の急峻ではブナやミズナラ、ケヤキなどの自然林・雑木林が残っています。
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まとめ
長野県にある地獄谷野猿公苑は、野生のニホンザルを間近で観察できる施設です。
「温泉に入るサル」が見られるとしても有名で、県内外だけでなく海外からも多くの観光客が訪れます。
長野県にお住まいをご検討中の方は、地獄谷野猿公苑にアクセスしやすい地域を中心に物件を探してみてはいかがでしょうか。
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