【2024】岐阜県高山市にある「高山市三町伝統的建造物群保存地区」はどんなところ?
岐阜県高山市には、飛騨高山の古い町並の「高山市三町伝統的建造物群保存地区」があります。
この古い町並は、「飛騨の小京都」と称されることもあり、商人の町の趣を今に伝えています。
岐阜県高山市に別荘地を検討しているなら、ぜひ高山市三町伝統的建造物群保存地区について知っておきましょう。
そこで今回は、高山市三町伝統的建造物群保存地区の概要をはじめ、歴史やおすすめ食べ歩きグルメをご紹介します。
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岐阜県高山市にある高山市三町伝統的建造物群保存地区の概要
岐阜県高山市にある「飛騨高山古い町並 高山市三町伝統的建造物群保存地区」は、江戸末期から明治期に建てられた屋敷などが軒を連ね、商人の町の趣を今に伝える古い街並みです。
昔から続く景観を維持するため、電線をすべて軒下配線にするなど、徹底した保護を続けています。
その風情豊かな外観は、しばしば「飛騨の小京都」と称され、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
特に、江戸時代後期に建てられた建物が並ぶ「さんまち通り」は、古き良き町並みの雰囲気を感じる人気のスポットです。
また、飛騨の名物である飛騨牛の串焼きや握り、みたらし団子などが道端で販売され、地元グルメを楽しむことができます。
古くから酒造りの文化が根付いており、清らかな水と良質な米が生み出す酒を味わうことができるだけでなく、7軒の蔵元も立ち並んでいます。
高山市三町伝統的建造物群保存地区のアクセス
高山市三町伝統的建造物群保存地区として指定されているのは、高山市上一之町の一部、高山市上二之町の一部、高山市上三之町の一部、高山市片原町の一部、高山市神明町4丁目の一部です。
地積にして、4.4ヘクタールほどとなります。
そんな高山市三町伝統的建造物群保存地区周辺までは、JR高山本線の高山駅から徒歩12分ほどでアクセスできます。
食べ歩きなどをする際には、電車でのアクセスがおすすめです。
●所在地:岐阜県高山市上三之町ほか
●アクセス方法:JR高山本線「高山駅」より徒歩約12分
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岐阜県高山市にある高山市三町伝統的建造物群保存地区の歴史
天正時代の歴史
岐阜県高山市は、天正14年に初代飛騨高山藩主である金森氏によって、商業経済を重視した城下町として形成されました。
城の高台に武家屋敷を配置し、その周囲の低地に町人の町を設けました。
この町人の町の一部が現在の重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)です。
町人地は武家地の1.2倍と広く、全国の城下町の平均とは異なり、金森長近が商人の経済力を重視していたことがうかがえます。
東西南北から街道が引かれ、飛騨の政治・経済の中心地として機能していました。
金森氏の統治は107年間続き、その後は157年間幕府直轄地となりました。
明治初期~昭和時代の歴史
明治初期、高山は周辺の村々が貧困に苦しむ中、豪商を中心に栄え、人口1万4000人を抱える岐阜県下最大の都市となっています。
しかし都市化は他地域に比べて遅れ、昭和9年の高山線開通を機に近代化が始まりました。
昭和30年代後半には観光客が増え、町や宮川を美しくしようという市民運動が起こりました。
子どもたちが宮川に鯉を放流し、これが市民運動に発展しています。
また、「上三之町町並保存会」が昭和41年に結成され、住民主導の町並保存が始まりました。
昭和48年から49年にかけて奈良国立文化財研究所が高山市三町を調査し、昭和54年には伝建地区に指定されました。
高山市三町伝統的建造物群保存地区の建物について
高山線開通後、商業発展地域が別の町に移ったことで、三町には昔ながらの建物が多く残りました。
特に造り酒屋などは大規模な改築がされず、そのまま保存されています。
敷地割も整然としており、昭和前半まで十分な部屋数を持つ住宅が多かったため、極端な変化を避ける風潮が強まりました。
住民は建物の価値を理解し、町並み保存への誇りを持っています。
伝建地区内の建物は、屋根高が低く、間口が狭く奥行きが深いなど、現代のライフスタイルには不便な点もあります。
たとえば、部屋数が少ないため子ども部屋の確保が難しかったり、冬は寒く、採光が不足しているなどが課題です。
しかし、一方で吹き抜けの天井や自然光を取り入れる建築手法など、現代にも通じる良さもあります。
町並保存会について
伝建地区内には4つの町並保存会があり、研修旅行や防火訓練、町並み保存に関する話し合いなどが自主的に行われています。
また、伝建地区外側の市街地景観保存条例によっても景観保存が図られています。
さまざまな規制や課題はありますが、高山市三町伝統的建造物群保存地区は高山の方々の誇りです。
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高山市三町伝統的建造物群保存地区での食べ歩き
高山市三町伝統的建造物群保存地区は、歩くだけでも楽しい古い町並ですが、実は食べ歩きグルメが豊富です。
ここではブランド国産牛の「飛騨牛」をはじめとする、絶品グルメが数多く楽しめます。
最後に、高山市三町伝統的建造物群保存地区のおすすめ食べ歩きグルメをご紹介します。
おすすめ食べ歩きグルメ①飛騨 こって牛の「飛騨牛にぎり寿司」
飛騨牛を気軽に楽しめるお店「飛騨 こって牛」では、飛騨牛の握り寿司を提供しています。
ここでは海老せんべいの上に飛騨牛の握りを乗せて提供するという、飛騨高山ならではの食べ歩きスタイルを楽しむことができます。
注文を受けてから握ってくれるので、常に新鮮で美味しい状態でいただくことが可能です。
特におすすめなのが「飛騨牛 トロさし握り」で、霜降りの多い部位を使用しており、口の中でじんわりと旨味が広がります。
おすすめ食べ歩きグルメ②じゅげむの「コロッケ&飛騨牛串焼き」
じゅげむでは、飛騨牛を使った美味しいグルメを楽しむことが可能です。
お土産店の一角では、飛騨牛を使った「飛騨牛コロッケ」や、シンプルに飛騨牛の味を楽しめる「飛騨牛串焼き」が提供されています。
飛騨牛串焼きには、定番の赤身だけでなく、ロースや霜降りの串焼き、さらには大判の肉を使ったステーキ串もあります。
ぜひ4種類すべてを試して、コロッケと一緒に贅沢な飛騨牛の食べ歩きを楽しんでみてください。
おすすめ食べ歩きグルメ③飛騨牛まん本舗の「飛騨牛まん」
「飛騨牛まん本舗」では、飛騨牛を手軽に味わえる飛騨牛まんが人気です。
特におすすめなのが「飛騨牛チーズ牛まん」で、飛騨牛がたっぷりと詰まった牛まんにチーズが入っており、食べ応えがあります。
ご当地グルメの飛騨牛を使った肉まんの元祖とされるお店のため、飛騨高山へ行った際にはぜひお立ち寄りください。
店内には座ってゆっくり食べられるスペースもあるので、休憩がてら立ち寄るのにもぴったりです。
おすすめ食べ歩きグルメ④飛騨地酒蔵の「甘酒」
甘酒は飲む点滴ともいわれています。
飛騨高山の古い町並は、飛騨山脈の美味しい水や良質な米に恵まれているため、古くから酒造りが盛んです。
古い町並には多くの酒屋があり、甘酒を提供するお店もいくつかあります。
おすすめは、「飛騨地酒蔵」の甘酒です。
高山市三町伝統的建造物群保存地区で食べ歩きをするなら、ぜひお好みの甘酒を見つけて味わってみてください。
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まとめ
岐阜県高山市にある「飛騨高山古い町並 高山市三町伝統的建造物群保存地区」は、商人の町の趣を今に伝える古い街並みです。
天正14年から続く古い町並は、歩くだけでも楽しめますが、「飛騨牛にぎり寿司」や「甘酒」などの食べ歩きグルメなども楽しむことができます。
岐阜県高山市に別荘を手に入れたら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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